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公民館を会場にした介護予防教室「生活自立体操」は委託事業と聞いている。
委託契約はどのようにされているのか? |
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自立生活体操は、音楽に合わせて軽い運動を1時間半程度行い、自立した
生活を維持するため運動機能の充実を目指すもの。
委託契約は、1会場1回当たり、講師1名につき、1,500円の謝金を支払うという内容。 |
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介護予防教室「生活自立体操」について、参加人数は?
今年はじめて参加された方の人数は?
男女の比率は? 参加者の継続年数は? |
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平成18年度より事業を開始して、本年で6年目。
現在各公民館で、月に1回から4回実施し、1回当たり5名から30名程度参加。
昨年度の延べ参加者数は5,165名。
年々増加してきている。しかし、実参加者を見るとほぼ横這い。
新たな参加者の掘り起こしが課題。
今年はじめて参加された方の人数や男女の比率、参加者の継続年数は、今、アンケートで
調査中。 |
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介護予防教室「生活自立体操」は、継続して6年目の事業だが、西勝義前議員がH18年度
12月議会で、成果、効果の確認、把握の必要性を要望していたが、その後H22年度まで、
検証した実績はあるか? |
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今まで検証していなかったが、本年より、参加者にアンケートを実施。参加した動機などを
調査し、今後の新規参加者の取り組みに向けての参考としたいと考えている。 |
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生活自立体操の継続者は、今までどおり参加し続けて健康維持をしたほうがよいのか、
ある程度、継続された方は卒業して新たな活動にしたほうがよいのか、
検証結果は今後の方向性の検討材料になると思うが、いかがか。 |
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継続者が多いということは、好評であり、今後も続けていきたいが、参加者アンケート結果
をみて、検証したい。 |
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実は、私も「生活自立体操」を体験してみた。
継続している方はとてもはつらつと、かけ声をあげて、音楽に合わせて体操していた。
16人ほどの参加で、男性はひとり。また、その会場の参加者は、公民館のほかのサークル
仲間が誘い、新しい方もふえ、月2回が4回にふえたと喜んでおられた。
いつまでも元気に過ごせることは何よりうれしいこと。
しかし、この教室に参加していない市民からは、
・会場によっては、継続する方が多く、新しい人が入りにくい雰囲気だ
・継続者が多くメンバーが固定されてくると、公民館のサークル活動のひとつのように
も見え、市の事業であることに懸念する
・女性が多く、男性は参加しにくい
などの声が聞かれる。そこで、参加呼びかけの方法は? |
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現状は、広報きさらづや各公民館だよりの他、市のホームページにおいても掲載。 |
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高齢者に限らず、パソコンを見る環境の人はそう多くない。
それに対し、広報きさらづや各公民館だよりなどは、高齢者にとって身近だ。
さて、参加呼びかけの掲載は、公民館だよりによってばらつきがあった。
高齢者福祉課から公民館に掲載の依頼をしたのか。 |
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高齢者福祉課から掲載の依頼はしていない。公民館サイドで市の主催事業ということで
掲載してくれているものと理解している。 |
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なるほど。公民館が率先して市民に参加よびかけをして公民館だよりに掲載していたことが
わかった。
市内の公民館だより 8月号を比べてみた。すると、
・木更津市の委託事業と明記されていない
・事業名称がちがっているなどがあった。
これでは、木更津市が、いつまでも元気でいてほしいとおこなっている、この事業の本来の
趣旨が、残念ながら、市民に伝わりにくい。
高齢者福祉課から主体的にアピールしたほうがよいと思う。いかがか? |
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市の主催事業であることや事業名については、議員のご指摘通り、公民館サイドと協議
並びに確認をしていきたい。
広報きさらづなどに掲載するなどして積極的にアピールしていきたい。 |
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事業の趣旨からいっても、新しい参加者を積極的にふやす必要がある。積極的なアピール
の方法について、考えは? |
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新規の参加者を増やす対策としては、広報きさらづのほかに、今後は、各老人クラブの
方々への案内通知やFMラジオ等の放送によるお知らせなどを考えている。 |
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超高齢化社会を迎え、介護保険の改正がされ、木更津市としては、今後この介護予防事業
はどのように位置づけようとお考えか? |
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介護保険の財政的な観点から要介護者等をなるべく少なくしたい、また、若い世代も含め、
生涯、介護保険の世話にならず生きたいと考えるのは、皆一致した思いであると思う。
従って、この介護予防事業は非常に重要。今後も様々な予防事業を展開し、市民の期待に
応えていきたい。 |
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岡山県倉敷市では、男性の参加をふやすために、「男性の健康教室」と期間限定で
きっかけづくりをしている。木更津市でも、新しい人をふやすきっかけづくりをしてほしい。
高齢者のひとり暮らしがふえている中、日々の暮らしで地域の人と出会える機会が多いほど
いざという時の地域力が培える。木更津市でも、今以上に介護予防事業も充実させ、生涯を
通じて自立した暮らしを支えていくしくみになるよう、この事業が介護保険の運営の大きな
底力となることを期待する。 |